ここだけ1998年。

装苑1998年4月号がヤフオクに出ていた。絶対落札しようと思ったのにすっかり忘れて誰かに落札されてしまった。とても悔しい。20471120特集だった。及川光博とか篠原ともえがトレンドだった頃。「お前の母ちゃん元シノラー」って言われる程あの頃オリーブ少女ピンクハウスとか着てた人はもう家庭を持ったりしてるんだな。私は服飾史を遡っている。というかたぶん懐古主義。いまだに20471120やbeauty beastやgabriel chelseaがカッコいいと思う。今は普遍的になってしまった。丁度10年前にこんなキチガイな服を作っていた人々。いまはアンダーカヴァーとかナンバーナインみたいなのの事をいうんだろぉ。彼らの10年先取りだった。serani pojiもそうだろう。相対性理論とかアーバンギャルドの10年先取りだろう。私はあんな音楽をやる人を10年待ってた。ファッションもそう。何時だって進んでいるのに進みすぎてたり止まってしまったところがある。そういう部分が熱いと思う。でもフォロワーが出て来たらもうおしまいだ。新しい物は生まれないから。誰もやってない事が周知され認められる事は難しい。そうして埋没してった90年代のファッションや音楽は、今改めてピックアップされるけど、もうダメなんだ。今熱いのは卓矢ヱンジェルくらいか。あそこも自転車操業っぽいしあぐらかいてるから新しいのに越されるだろう。たぶんgalaxxxyがフォロワー的な存在なんだろうな。そしてcospaにもうちょっと頑張ってもらいたい。milkは成功し過ぎた。ロリータブームは続くけどきっと冷める。市場も冷える。市場に柔軟になったほうが生き残るけど、情熱はずっと貫いていって欲しい。という訳で本屋で装苑1998年4月号のバックナンバーを取り寄せてもらおう。たぶんないんだろうなぁ…